読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Song-2-Song

読書感想文・メンタルヘルスについてのあれこれ等。「何者でもない」者の日々の憂い

宗教について―最後に

また随分と間が空いてしまった。 彼女の話と、宗教についての考察をまとめるのに時間がかかった。 …というものの、結論の出ない話を延々と考えるだけに終始しそうなので、もう書いてしまおうと思った。 宗教とは、「社会への帰属」を意識させるためのシステ…

「オルタ―・エゴ」

改めて念を押すと、本記事と同じカテゴリに入っているものは、全て知人からの伝聞である。 彼女についての付記として、その人生の核となった「解離性同一性障害」について書いておく。検索窓に入れてみればすぐわかることだが、有体に言えば多重人格という状…

或る新興宗教「元」信者の、回想録(終)

虚構。 想像上の秩序。 ―サピエンス全史 本記事では「彼女」が事実上の破滅を迎えるまでを書く。 自分の宗教に関する考察は、別途補足する。 <石鹸売りの男の嘘> 「私」の人格がスプリットした、と述べた。 オルター・エゴと呼ばれるものの存在を書いたフ…

或る新興宗教「元」信者の、回想録2

随分と間が空きましたが、引き続き書きます。 <狂信> 日没直後の薄暗がりの中だった。 母はママチャリの後部に「私」を、前部に私の妹を乗せて、川べりを走っていた。道の脇に落下防止の柵があったが、いつ自転車が暴走して真っ逆さまに川に落ちるやらと内…

抑鬱状態

顎下、うなじに玉のような汗が流れる。体の末端がジメジメとする。襟足からつむじにかけて、鼓動と同じリズムでズキズキとする。何も考えられなくなる。1メートルが100メートルに感じる。それでも理性が、食べたくもないものを口に運び、ToDoリストを消化す…

或る新興宗教「元」信者の、回想録1

糊口をしのぐ手段として、「読ませる」体裁の文を書くことが多いのにもかかわらず、このブログで繰っている日本語の語彙や文法は、目も当てられないさまである。 恐らく、ブログの存在そのものが自慰だからであろう。要するに、読み返し・構成の変更・訂正の…

愛について

愛は寛容なもの、 慈悲深いものは愛。 愛は妬まず、高ぶらず、驕らない。 愛は、決して滅び去ることはない。 預言の賜物なら、廃れもしよう。 異言(※シャーマンなどによる神の言葉の代弁)なら、やみもしよう。 知識なら、無用となりもしよう。 残るのは、信…

2017年2月の愚痴まとめ

「毒を吐く」という慣用句があるけれども、自分には使えない言葉だ。 それは「ふつうは環境を汚染しない、清浄な生き物です」という自己紹介の裏返し表現であり、強固な自己正当性をまず先に証明しなければならない。ゆえに、自分で見聞きしたもの全てに猜疑…

「教養としての『世界史』の読み方」本村凌二著

Amazon CAPTCHA 装丁・タイトルの分かりやすさと、帯で踊っていた「養老孟司氏推薦」の一言で読むことを決めた一冊。 英国のEU離脱・トランプ氏の大統領当選などの「異変」により、ここのところ史学ブームが来ているように思える。少々おかたい本を取りそろ…

絵を描く環境について:ほぼ自分用の備忘録

アイデアは大量に温まっているのに、それを生む道具がない。 はじめは「今はデジタル化の時代。手っ取り早くデジタルペイント道具をそろえよう」などと考えた。 デジタルの利点を挙げ連ねてみると、 ・ほぼ初期投資のみで経済的 ・工程の一部を省略または短…

信仰は嗤う

石打人のコート持ちが宣教をし始めた。 彼らのうち幾人かは、危惧する人に屠られたが 300年弱の時を経てある国が信仰を始め、爆発的に信者が増えた。 神の名の下に聖地の再征服をするため、数千人を殺めた。 神の名を巡って争い、数万人が殺しあった。 神の…

「サピエンス全史」上下巻 ユヴァル・ノア・ハラリ著

近年は世界史・日本史の学習に熱が高じている。 本著作は、ジャレド・ダイアモンド氏やマクニール氏の世界史書に並ぶ名著だと自信を持って言える。 まずはじめに断っておきたいのは、この本は「あらかじめ世界史の歩みを義務教育レベルで理解していること」…

嫌煙の風潮について

先に述べておくが、私はライトスモーカーである。 ライトと付け加えた理由は、喫煙のタイミングや場所に著しくこだわっており、常習化しているとは言えないからだ。実際、1ヶ月あたりの喫煙費は、千円にも満たない。 煙草の人体への影響が発見され啓発される…

今後の絵の練習方針

突然だけれども、自己表現の一手段として、絵を上手く描きたいと思っている。色々と練習しているものの、道具から見直したり調整をしたりする段階のようで、思うように進まないのが現状だ。 絵を生業にしている同母妹に聞いたところ、単純なモチーフやパーツ…

発見と自省…1

まずは「言い訳」からこの話を始めようと思う。 以前の記事でも少し触れたが、私は精神・物質両者において極貧の家庭に生まれた。 成人としては甚だ未熟なまま社会に出た私は、数ある先人の書を読み解く・知識人に倣うといった方法でしか「中産階級の人と同…

仮想の死

ネットゲームにまつわるアカウントや痕跡を、全て消した。強いて言うなら、このブログのアドレスに名残が残るばかりである。 思えばいろいろなことがあった。 少なくとも、楽しかったことよりも、辛い・苦しい・悩ましいことのほうが大きかった。そのうちに…

私の読書の方法

佐藤優氏の著作に触発されたので、自己顕示欲を満たしたいというさもしい性のままに、私の読書の方法を紹介しておきたいと思う。 <はじめの一読> 気になる本が見つかったら、電子メモにタイトルやアマゾンの販売ページを記録する。それからサラッと一読。 …

「時間と死――不在と無のあいだで」中島義道

Amazon CAPTCHA この本の感想を書く前に、ひとつだけ私の話をしたいと思う。 私は、SNSを含む、いわゆる「素人の書き物」がとても好きだ。 そういう書の大半が未完結であるというか、書き手の中で「結論に限りなく近い決めつけ」は起きていても「結論そのも…

ゲームをやめてからの生活状況

MMORPGと呼ばれるジャンルのオンラインゲームを引退する…つまり一切断った上で、1人プレイを前提とするゲームにすら手を出さないこの頃。 驚くべきことに、これらゲームをやっていたときよりも日常は「忙しく」なっている。何故だろうかと考える。 私は、お…

there there

ある若者と縁が切れる。 「押し付けがましい」 「説教がましい」 「個性を否定するな」 「傷ついた」 同じことを2度言われた。 容姿にも芸術の才にも恵まれながら、心を患っている女の人。 成人に失敗した、引きこもりの彼。 価値観は十人十色であること、…

キャッチャー・イン・ザ・ライ

大人になるとき、成人としての教育を施されずにいた。 誰かと対等に渡り合うため、教養の穴を知識でふさいだ。 他人は言う。 「価値観を押し付けてくるな」 「説教がましい」 「神様を信じてるんなんて、気持ちが悪い」 価値観も近く、似たような苦しみを抱…

読書録1

感想文や紹介文を冗長に書くまでもないけれど、読んできて「何もアウトプットしていない」本をいくつかここに。 Amazon CAPTCHA 「わかりやすい文章を書く全技術100」 所感:仕事に大変役に立つ。論文や作文を書く学生にもお勧めしたい1冊。 Amazon CAPTCHA…

読み物の値段

今また売れ筋ランキングの上位に食い込み始めている「思考の整理学」という名著があるけれども、私はとにかく好きで、暇なときはタブレットを開いて読んでいる。 創造することも、されることも、見聞きすることにも値段がかかる。 上述の本は、流行り物の自…

わかったつもり―読解力がつかない本当の原因/西林克彦

Amazon CAPTCHA …読書感想文を書くとは宣言したものの、文体に迷っています。 国内の学習論に異説を唱える、教育学者の著作。 小学生用の教科書や認知心理学用の例文、センター試験現代文での出題などを例にとり、 ・文章をより理解すること ・一読したとき…

「夜と霧」(新訳)ヴィクトール・フランク

夜と霧 新版 | ヴィクトール・E・フランクル, 池田 香代子 |本 | 通販 | Amazon 本タイトルの原題は、「ある心理学者が強制収容所を体験する」。 「アンネ・フランクの日記」と共にナチス=ドイツ支配下の被虐民たちの暮らしの様子・強制収容所のリアリティ…

改めましてよろしくお願いします

オンラインゲーム等、ネットのしがらみがなくなったので 改めてブログを始めさせていただきます。 ・読書感想文 ・メンタルヘルスに関すること 等々書いていきます。 コメントはどなたでもしていただけますが、文語すら朴訥と綴ることしかできないので、どこ…